私の個人的な事なんですが小学生の子供から
「何で京都、奈良に都が出来たのと....」聞かれ
無言のまま過ごした事が有ります。
そんな折に、お客様からお教えを請う事が出来ました。
歴史的な背景は別として、京や奈良に都があつた理由
のひつとして災害が少ないと言う事らしい。
昔は大阪は水害などが多くあり、比較的安定している
現況の都が開かれた事情の一つだそうです。
海の近くに都があればさらに便利と考える私ですが
そうではなさそうです。
また大阪から、唐に出かけるのも好都合で有った
ようです。その上、今に残る歴史的建築物、語られる
巧み技の一つ木材を知り尽くし、その原型を活かし築く
宮大工の、巧み技、強度を伴った湾曲な柱、幾重にも
重なるありのまま、壮大な建物寺院、ちょっときざかも
知れませんが歴史が教えてくれる自然との付き合い
方のように思います。
日本の風土を気候を知り尽くした姿は、今も街角で
見受けます。
自然を理解するよき道しるべになるなとふと我に
かえります。
たまには、ゆらりと都散歩道如何ですか。
"土”の話し
生産用地の土、それも生産される用途に応じても
大分違いがあります。 山土・砂地・粘土質の多い土・
広葉樹の下の土・ 川辺の土様々な特徴をもって
います。周囲の環境に順応して成分の異なる土を
形成してる様です。生産者の軒によく 鶏糞・牛糞・魚粉
様々な有機素材が 置いてあります光景をみて土臭さを
思います。
先にお話した落ち葉ではないですがドラマチックな
語らいを省けば理想的な循環です。
養分を残した葉はやがて腐敗し、そこに微生物
が住み土の環境を整え木を育て潤い水を蓄え緩やか
に養分と共に湧き水となり、注ぐ、土はある面で
は蓄え、ろ過し循環する落ち葉も微生物も雨も
よき友なんです。
肥えた土は、ふわっとしてぬくもりがあり、香りが
あるものです。 しかし、生産用地ではそうはいきません。
生産された素材は好物な栄養素を食べ尽くして
しまいます。人工的に何らかの栄養素を補い
こやしが効くのを待たねばなりません。
乱暴な生産を続けると土壌の栄養ミネラル成分が崩れ
長い間放置すればやせた土地に変化します。
反対に化学的に補う事は致し方ないようですが
土壌の粘土化の現象の現れの一端でも有ります。
自然の循環まさしく脱帽ですね。
自然には適当な、そんなメージャは
無いように思えます。